こんにちはフルスイング野原です!
今回は、初心者が“中級者の壁”をスルッと越えるための具体的な方法を、ちょっと面白く、でも真面目にお話しします。
ラケット片手にコーヒーでも飲みながら、最後まで読んでください。
今日の練習が、きっと変わります。
「練習してるのに全然強くならない…」
「サーブは入るけど、試合で点が取れない…」
「バックハンドが安定しない…」
もし、ひとつでも当てはまるなら、あなたはもう“伸びる直前”です。
実は、上達が止まるのは「才能がない」からではなく、「練習の順番」を間違えているだけなんです。
1. 中級者の壁とは?|“フォームは綺麗なのに勝てない”理由
卓球を始めて半年〜1年くらい。
だんだんフォームもサマになってきて、「あ、自分けっこう上手くなってきたかも」と思う頃。
ところが、試合ではなぜか勝てない。
ミスが減っても、点が増えない。 これは誰もが通る“中級者の壁”です。

でも安心してください。壁を壊すハンマーはちゃんとあります。
その名も…
「サーブ」「台上」「三球目」
この3つを鍛えるだけで、あなたの卓球は見違えるほど良くなります。
「いやいや、そんな簡単に?」と思うかもしれませんが、これは事実です。
中級者とは、「自分の得点パターンを2つ持っている人」のこと。
この3つを組み合わせれば、その“得点パターン”が自然と生まれます。
2. サーブ革命|“見た目は一緒、中身は違う”が最強
サーブって、正直ちょっと地味ですよね。
でも、試合で勝つ人ほど、サーブが地味にえげつない。
私もサーブで得点をする機会が多くあります。
たとえば、同じフォームから横下と横上を出せるだけで、相手は混乱します。
「あれ? さっきのと同じ動きじゃなかった?」って、頭の中がぐるぐる。

コツはたった3つ。
1. トスの高さを一定にする
2. 体の向きを最後まで隠さない
3. フォロースルーを短くまとめる
特に3つ目。長く振ると“どんな回転か”がバレます。
プロのように短くまとめるだけで、相手は一気に読みづらくなるんです。
最初は回転量が落ちても大丈夫。同じ動きで3種類のサーブが出せるようになれば、試合が一気に楽になります。
3. 台上の魔法|“触るだけ”で相手が崩れるストップとチキータ
試合で差がつくのが、実は台上処理。
サーブレシーブでミスが出ると、そこから雪崩のように流れが崩れます。
ストップは「持ち上げない」「押さえる」。
ボールの上半分を軽く触り、前へ滑らせるイメージ。
チキータは「回す」より「撫でる」。
ラケットの先端がボールの外側を通るように、前腕をくるっと回す。
最初はネットにかかっても気にしないでください。
チキータが安定すると、世界が変わります。相手のサーブにビビらなくなるんです。
4. バックハンドの真実|“フォームを作るな、待ち方を作れ”
バックは現代卓球の要(かなめ)でも多くの人が「スイング」にばかり意識を向けています。
しかし、本当に大切なポイント待ち方です。
肘の位置を体の前(おへそより少し上)に置いて、構えを安定させる。
ボールが来たら“引かずに前へ”。
この「引かない」感覚がつかめると、安定感が爆発的に上がります。
そして狙うのはミドル!
相手がフォアかバックか迷う“ど真ん中”を突くと、たいてい甘い球が返ってきます。
その瞬間、迷わず“ドンッ”と叩き込む。
派手さはなくても、試合で一番頼りになるのがこのバックです。
5. 三球目の設計図|“打つ前に勝負は始まっている”
中級者と初心者の違い、それは「サーブを出す前に、展開を考えているか」。
たとえば、
- 横下サーブでツッツキを誘って、三球目ループドライブ。
- 横上サーブでレシーブを浮かせて、バックで一発。
これが“戦略的な卓球”です。

サーブ前に「どんなボールが返ってくるか」を予想しておくだけで、動きが速くなり、迷いも減ります。
つまり、「サーブの後に考える」では遅い。
「サーブを出す前に考える」が、中級者の思考です。
6. メンタルの整え方|“勝ちたい”より“整えたい”
試合で緊張して手が震えたことはありますか?
私は今でも、試合前になると手や体が震えることがあります。
特に初戦。体が固まって、最初のラリーで何度も空振り。
「いつもの自分じゃない」と思いながらも、ボールが打てませんでした。
しかし、緊張を消す必要はありません。整えればいいんです。
おすすめは、『いつも日常で行なっている ルーティンを行こなうことです』
試合前にいつも聴いてる音楽を聴く、ストレッチを行う、体を軽く動かすなどあります。
そしてサーブ前に“ルーティン3動作”。
1. 台を軽く触る
2. 深呼吸を一度
3. 構えを止める
このセットを繰り返すだけで、頭がクリアになります。
ミスしても「次の一本」。この一言を口にするだけで切り替えが早くなります。
とにかく自信を持つ、そして深く考えない(吹っ切れる)ことも大事だと思います!

7. 一週間で変わる!おすすめ練習テンプレ
月曜:サーブ練習(同一フォームで3種類×各70本)
火曜:チキータ練習(20分)+ストップ練習(20分)
水曜:二点フットワーク(15セット)
木曜:三球目展開(サーブ→ループ→強打)
金曜:動画撮影+フォームチェック
土曜:試合形式(短長・ミドルを意識)
日曜:休養&反省ノート(3行でOK)
このメニューを1週間続けるだけで、「なんか今日ラケットが軽いな」と感じるはずです。
8. まとめ|“上達のスイッチ”は今日押せる
卓球の上達は、才能よりも“仕組み”です。
サーブで主導権を握り、台上で崩し、三球目で仕留める。
これを練習で再現できるようになれば、どんな相手にも自信を持って挑めます。
上手くなる人は、みんな最初に「練習の方向」を決めています。
そして、今日から始めます。
あなたも、次の練習で“ひとつだけ”変えてみてください。
それがサーブのトスでも、待ち方でも、呼吸でも構いません。
卓球は、細部の積み重ねで化けます。
さあ、ラケットを手に取って、明日の“あの壁”を一球ずつ打ち抜きましょう。
最後に
理屈は分かったけど、実際に左利き相手に打ってみないと感覚がつかめない」――そう思った方も多いはず。
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