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左利きに負けない!右利きが勝つための“コース理論”完全ガイド

こんにちはフルスイング野原です!今回は左利きをテーマについて書いてみました。

左利きと当たると、やりづらい…」そう感じたことはありませんか?  
サーブの回転が逆、ラリーの展開が違う、得意コースが通じない。

右利きにとって“左利き選手”はまさに苦手意識の塊のような存在です。

私も左利き今でも苦手です。

でも安心してください。

コースの理論を理解すれば、左利きの強みを逆手に取ることができます。

今回は、右利きが“左利きに勝つためのコース戦略”を、わかりやすく解説していきます。

 左利きが「やりにくい」と感じる本当の理由

右利き同士のラリーに慣れていると、左利きと対戦したときに“違和感”を強く感じます。  
最大の原因は、ラリーの回転方向と角度のズレです

 
例えば、右利き同士だとフォア対フォアのラリーでは自然にクロス(斜め方向)で打ち合う展開が多くなります。

 

しかし左利き相手だと、同じクロスが相手のバック側に飛んでいく。

 

つまり、普段と逆の展開になるのです。  
さらに、左利き選手は右利きと戦う機会が多いため、右利き特有のコースや回転に慣れています。

 

一方で右利きは左利きと対戦する機会が少なく、相手の回転に順応できずに苦しんでしまいます。Group 838-1

右利きが知っておくべき「左利きの定番パターン」

左利きの選手が好む展開には一定のパターンがあります。  
まず理解しておきたいのは、左利きのフォアハンドが右利きのバック側に来るという構造です。

これにより、次のような流れが多くなります。

1. 左利きのフォアサーブ(右利きバック側への横下・横上)で崩される  
2. その返球をフォアで強打される  
3. 右利きはバック側に押し込まれ、フォアを使うチャンスを失う  

この流れ、経験ありませんか?  
左利きは“相手のバックを突きながら自分のフォアで攻める”形を自然に作りやすいのです。つまり、右利きが同じようにバックに逃げている限り、この構造は変わりません。

 左利きを崩す「右利きのコース理論」

では、どうすればこの流れを断ち切れるのか。  
ポイントは「自分のフォアを生かすための逆算」です。

右利きの強みを最大限に引き出すコース選択を考えてみましょう。

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① フォアクロス(右利きのフォア→左利きのバック)は勝負の軸

左利きにとって、自分のバック側(=右利きのフォアクロス方向)は苦手ゾーンです。  

右利きがフォアで打ち込むと、左利きはバックで受けざるを得ない展開になります。

これにより、相手の攻撃力を大幅に削げます。  
特に中盤以降のラリーで、フォアクロスを先に取りに行く意識を持つだけで流れが変わります。

② バックストレート(右利きのバック→左利きのバック)でリズムを崩す

左利きは“右利きのバッククロス”を想定して待つことが多いです。  
その裏を突くのがバックストレート。回り込みを狙っている左利きの逆を突き、フォア攻撃を封じることができます。  
ストレートを使うとコースが短くなる分、タイミングも早くなり、相手に時間を与えません。

③ ミドル(体の正面)を突いて回り込みを止める

左利き選手は、フォアで回り込む動きが得意です。そこで有効なのが、ミドルを狙う攻撃です。  
ミドルとは、バックとフォアの境目。ここを突かれると、左利きはどちらの面で取るか一瞬迷い、スイングが遅れます。  
特にサーブやレシーブ後の最初のボールでミドルを突くと、相手の展開を完全に狂わせられます。

サーブ・レシーブで差をつける「先手のコース操作」

試合の主導権を握るためには、ラリーよりも前――つまりサーブとレシーブの段階でコースを支配する意識が欠かせません。

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①サーブ:バックロングで相手のフォア回り込みを封じる

左利きの選手はフォアで強打する展開を作りたがるため、短いサーブばかりだとそのチャンスを与えてしまいます。  
有効なのは、相手バック深くへの速いサーブ

横上回転やナックル系を混ぜて、レシーブを甘くさせます。  
そこからの3球目でフォアクロスに展開すれば、一気に主導権を取れます。

②レシーブ:ストレートに意識を見せる

左利きのサーブは、右利きのバックに曲がってくる回転が多いですよね。

ここで全てクロス返しにすると、相手は楽になります。  
あえてストレート方向にブロックやフリックを混ぜることで、左利きのサーブコースを狭められます。  
「どこに返ってくるか分からない」と思わせるだけで、左利きの得点パターンを半減できます。

実戦で使える「組み立て例」

ここで、右利きが実際に左利きを崩すための展開例を紹介します。

① サーブ:フォア前短い横下回転  
② 返球:ツッツキor ストップ    
③ 3球目:ツッツキ→ミドル強打  ストップ→ツッツキ
④ 相手がブロック → フォアクロスへ連打  

この形が決まると、左利きはフォアを封じられ、バック側で受けるしかありません。  
また、ラリー中にストレート方向へ時々切り返すことで、相手の立ち位置を動かし、自然とミスを誘えます。

左利きを“攻略”する発想を持とう

多くの右利きは、「左利き=やりづらい相手」と思い込んでいます。

 
でも実際には、コース理論を理解すればむしろチャンスです。  
左利きは右利きの多さゆえに、同じパターンに慣れています。

その裏を突く発想があれば、意外なほど簡単に主導権を握れます。

 
重要なのは、「どのコースに打つか」を常に意識すること。

打球の威力よりも、相手が嫌がる位置に送る意識が勝敗を左右します。

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まとめ

左利きとの対戦は、右利きにとって“戦略力”を磨く絶好のチャンスです。  
相手の得意展開を知り、自分のフォアを生かすコースを選べば、流れは一気に変わります。

 
フォアクロスで主導権を握り、ストレートとミドルで揺さぶる。

サーブ・レシーブでは回り込みを封じる。  
この3つの原則を意識するだけで、苦手意識は驚くほど薄れます。  
「左利きだから負けた」と言う前に、コースを考える――その一工夫が、次の試合の勝利を呼び込むはずです。

最後に

「理屈は分かったけど、実際に左利き相手に打ってみないと感覚がつかめない」そう思った方も多いはず。
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フルスイング野原

ライター

フルスイング野原

現役大学生(20歳)。 複数の卓球場で指導経験を持ち、ジュニアから社会人まで幅広くサポート。 モットーは「常にフルスイング」。 日々、自分自身もフルスイングで成長中!