こんにちは卓球コーチ野原です!
今回は上達を加速させるために欠かせない“用具の選び方”についてお話しします。
卓球を始めたとき、多くの人は「ラケットとラバーなんて何でもいい」「上手い人はどんな道具でも強い」と考えがちです。
しかし実際には、用具はプレーヤーの個性を映す鏡であり、上達のスピードや試合での勝敗にまで大きな影響を与えます。
実際私も用具を変えたら試合に勝つ事ができました。
ちなみに、私がつかってる用具は、張本智和インナーフォースalcにディグニクス05とテナジー05です。
どちらも特厚でかなり重めです。
用具の影響は想像以上に大きく、打球の質、フォームの安定、戦術の幅、そして試合での自信にまで関わります。
ラケットの弾みが強いとスイングに合わせてボールが伸びやすくなり、逆に弾みが弱いとコントロールが安定しやすくなります。
ラバーが変わればスピン量が変化し、同じフォームでもまったく違うボールが飛びます。
自分に合わない用具を使うとミスが増え、本来のプレーが発揮しにくくなります。
卓球のラケットは、主にシェイクハンドとペンホルダーが使われています。
卓球ラケットは、卓球における「体の延長」です。
握った瞬間の感覚や、ボールを打ったときの反発力はすべてラケットが担っています。
攻撃型の選手は弾みの強いラケットを選び、一撃の威力を高めます。
守備型の選手はコントロール性に優れたラケットを好み、粘り強いプレーを実現します。
自分の戦い方に合ったラケットを選ぶことは、自分のプレースタイルを形にする第一歩です。
まずは、自分でたくさんボールを打って長所を見つけてみましょう!
ラケットと組み合わせるラバーによって、同じスイングでも全く違うボールが生まれます。ラバーはボールに回転とスピードを与える「心臓部」です。
ラバーによっては戦術も変わります、例えば、ドライブマンや前陣速攻型やカットマンなどです。
ラバーには以下のような種類があります。
戦術に合ったラバーを選ぶことで、自然と自分の強みを伸ばせます。
トップ選手は「自分のプレーを最大化する道具」として用具を選び抜きます。
ラバー、ラケットの重さを細かく意識しています。
例えばグリップの形やラバーの重さ、ラケットの重心などです。
そのほかにも、中国選手は粘着ラバーで強烈な回転を追求し、ヨーロッパの選手はテンションラバーでスピードを武器にしています。
文化やスタイルによって選ばれる用具が違うことは、卓球の奥深さを物語っています。
私のおすすめは以下のものです。
ラケット:バタフライ「張本智和インナーフォースALC」「ビスカリア 」/ 「水谷隼ZLC」
ラバー:バタフライ「ディグニクス05」「グレイザー」/TIBHAR JAPAN「エボリューション MX-D」
卓球の用具は単なる道具ではありません。
用具は、自分のパフォーマンスを最大限に引き出してくれるものです。
しかし、良い用具を使えば強くなるわけではありません。
例えば、優れたコーチがいても、自分がやる気がなければ意味がないと思います。
なので最終的には自分次第で強くなると思います。
しっかりと練習して自分の用具を使いこなせるようになりましょう!
もし今「何となく」で用具を選んでいるなら、一度じっくりと見直してみてください。
重さや、スポンジの厚さ、グリップなど、きっと自分のプレーに新しい可能性が見えてきます。
用具は“もう一人のコーチ”として、あなたの成長を支えてくれる存在なのです。