卓球を始めたばかりの頃、多くの人が同じところで立ち止まります。
「とりあえず打ってはいるけど、これで合っているのか分からない」
「基礎練習が大事とは聞くけど、何をどこまでやればいいの？」
フォア打ち、バック打ち、ツッツキ、サーブ練習。
基礎練習として名前はよく聞くものの、目的が分からないまま続けてしまうと、上達している実感を持ちにくくなります。
この記事では、卓球初心者の方に向けて、
・基礎練習とは何なのか
・最初に身につけたい練習の考え方
・基礎練習をしているのに伸びない理由
を解説していきます。
卓球における基礎練習とは何か
基礎練習という言葉から、
「簡単な練習」「最初だけやるもの」
という印象を持つ人も少なくありません。
ですが、卓球における基礎練習とは、
同じプレーを安定して再現できるようにするための練習です。
・毎回フォームが大きく変わらない
・同じミスを繰り返さない
・狙った場所にボールを返せる
これらを積み重ねることで、試合やラリーでも使える技術になります。
基礎練習とは「簡単なこと」ではなく、
「ブレを小さくする作業」だと考えてみてください。
初心者が最初に意識したい基礎練習の考え方
強く打とうとしなくていい
初心者のうちは、どうしても
「しっかり振らないといけない」
「強いボールを打てるようになりたい」
と考えがちです。
ですが、基礎練習の段階では、強さは優先しなくて構いません。
・ネットを越える
・台に収まる
・相手コートに返る
まずはこの3つを安定させることが最優先です。
強さは、安定の上にしか乗りません。
ラリーが続くことを目標にする
基礎練習では、「良いボール」を打つことよりも、
ラリーを続けることを目標にしてみてください。
1本だけ良いボールが入るより、
10本続くラリーの方が、基礎としては価値があります。
続ける中で、
・どこでミスしやすいか
・どんな形だと安定するか
が自然と見えてきます。
フォアとバックを同じように考えない
初心者のうちは、フォアハンドもバックハンドも、同じ感覚で振ってしまいがちです。
ですが、実際には役割が少し違います。
フォアハンドは、体を使って安定させる技術。
バックハンドは、コンパクトにミスを減らす技術。
基礎練習では、
「どちらも同じように打つ」よりも、
「それぞれの役割を意識する」ことが大切です。
よくある基礎練習と初心者が意識したいポイント
フォア打ち・バック打ち
フォア打ちやバック打ちは、代表的な基礎練習です。
初心者のうちは、
・フォームを固めようとしすぎない
・毎回同じ準備をする
この2点を意識するだけで十分です。
形を完璧にしようとすると、動きが硬くなりやすくなります。
ツッツキ練習
ツッツキは、回転を読む感覚を養う基礎練習です。
最初は、
「低く返そう」
「鋭く切ろう」
と考えなくて構いません。
相手コートに安定して返ることを最優先にしてください。
サーブ練習
初心者のサーブ練習は、回転量よりも「入ること」が大事です。
・構え
・トス
・当てる位置
この流れを毎回同じにするだけで、サーブは安定していきます。
基礎練習をしているのに上達しないと感じる理由
「基礎練習はしているのに、あまり変わっていない気がする」
これは、初心者によくある悩みです。
多くの場合、原因は次のどれかです。
・何のためにやっているか分からない
・難しいことをやりすぎている
・毎回やることが変わっている
基礎練習は、成果がすぐに見えにくい練習です。
だからこそ、「昨日より少し安定したか」を見る視点が大切になります。
基礎練習は「できないところ」を探す時間ではない
初心者のうちは、
「できていない部分」に目が向きやすくなります。
ですが、基礎練習は
・できている形を確認する
・ズレを小さく直す
ための時間です。
完璧を目指さなくて構いません。
昨日より少し続いた、少し安定した。
それだけでも、十分な前進です。
最後に
もし今、
「基礎練習をしているけど、これで合っているのか分からない」
「何を意識して練習すればいいのか迷っている」
そんな気持ちがあるなら、一度立ち止まって整理してみるのも大切です。
私がコーチを務める【チョレっと卓球ジム 津田沼店】では、卓球初心者の方に向けて、基礎練習の考え方や練習内容を一つずつ整理しながら進めるレッスンを行っています。
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「一人で練習していて不安がある」
「基礎から見直したい」
と感じている方は、ぜひ一度体験してみてください。
無理のないペースで、今のあなたに合った卓球の基礎を一緒に作っていきましょう！
