こんにちは、フルスイング野原です。
フルスイングしてネットに突き刺さった回数なら、たぶん誰にも負けません!
今回は、そのたびに僕が心の中で何をつぶやいてきたか…つまり「ミス直後の声かけ」の話をしていきます。
1. はじめに ミス直後の3秒で試合が変わる

ミスした瞬間、頭に浮かぶ最初のひと言。
これが「自分を潰す言葉」か「次につながる言葉」かで、その試合の内容はかなり変わります。
・「あーもう終わった」
・「またやったよオレ」
こういう言葉は、技術を1ミリも上げてくれません。
逆に「次の一言」がちゃんと決まっていると、ミスしても崩れなくなります。
この記事では、次の3つに絞って話します。
・自分へのセルフトーク
・ダブルスのペアへの声かけ
・ベンチ(コーチ・仲間)からの一言
「メンタル論」ではなく、「このワードそのまま使ってOK」という実例だけを並べていきます。
2. これは流れを悪くする…NGワード

まずは、試合の流れを自分で止めてしまう“地雷ワード”から。
・「ああもう無理」「今日はダメ日」
・「また同じミスかよ」
・(ペアに対して)「今の取ってよ」
これらの共通点は三つあります。
・自分(または相手)の評価を下げて終わり
・技術的なヒントが一つも含まれていない
・聞いた人のテンションだけ確実に下がる
一発逆転のスーパーショットより、この手の一言のほうが試合を壊します。
まずは「やりがちな自分のNGワード」を自覚しておくだけでも、かなり違います。
卓球は怒りを感情に出したら冷静に考えられなくなって勝つ機会が減ってしまいます。
常に冷静になりましょう。
3. 自分にかける“次の一言”テンプレ

ここからが本題です。
ミスを「次の1本のヒント」に変えるセルフトークを用意しておきます。
フルスイング野原的におすすめなのは、この3カテゴリです。
技術フォーカス型
ミスの原因を1つだけ切り取って、次につなげる言葉。
・「今のは打点だけ前」
・「弧線高い、次はネット1枚分低く」
・「回転はOK。コースだけクロスに寄せる」
ポイントは「原因を全部言わない」こと。
フォーム・タイミング・コース・回転…全部反省したらパンクします。
毎回“1ポイントだけ”に絞るのがコツです。
リセット用
流れを一回止めて、ニュートラルに戻す言葉。
・「はい、ここから」
・「1本ずついこう」
・「ドンマイ 次いこ」
これは“おまじない”みたいなものでOKです。
内容よりも、「いつも同じ言葉を使うこと」のほうが大事です。
決めフレーズがあると、切り替えスイッチが入りやすくなります。
チャレンジ肯定型
攻める気持ちを残したまま、微修正したいときの一言。
・「選択はOK、コースだけ変えよう」
・「今の攻めは続ける。精度だけ上げる」
・「今のは平気、次入れば得点パターンになる」
ここで「やっぱり守ろう」に戻してしまうと、せっかくの攻撃パターンが消えます。
攻める姿勢はそのままに、「次どう上書きするか」を一言にします。
ポイントは
「何がダメか」ではなく「次に何をするか」を短く言うこと。
ダメ出しは1秒でメンタルを削りますが、次の行動は1秒で体を動かしてくれます。
4. ダブルス&ベンチからの“勝てる声かけ”
自分への声かけに慣れたら、次は「相手のメンタルも一緒に守る側」です。
ダブルスでペアがミスしたとき
ペアの一言で、ダブルスの雰囲気は一瞬で変わります。
・「攻め方は間違ってない」
・「ナイスチャレンジ。次は俺がここカバーするね」
・「いいよいいよ、その思い切りは続けよう」
褒めろ、って話ではなくて
・“チャレンジ自体”を肯定する
・次の役割をはっきりさせる
この二つがあると、ペアはすぐ前を向けます。
会話ワンセットの例はこんな感じです。
A「ごめん、レシーブまた浮いた」
B「OK、回転読めてる。次はフォア側だけ切ろう」
責めるのではなく、「状況の整理+次の一手」を一往復で終わらせます。
ベンチからの一言(中高生〜一般)
ベンチからの一言は、技術指導じゃなくて“心拍数を下げる薬”くらいに考えたほうがうまくいきます。
・「その攻めでいいよ。」
・「ミスは気にしない。いつも通りにいこ」
・「丁寧に自分からいこ」
・技術アドバイス1割
・安心させる言葉9割
これくらいでちょうどいいです。
5. 練習で“勝てる声かけ”を身につける

本番でいきなり良い言葉は出てきません。
普段の練習から、“声も一緒にトレーニング”しておきます。
ミスしたら必ず一言ルール
・ゲーム練習中、ミスした瞬間に必ず何か言う
(「次、次」「打点前」「問題ない」など)
・内容は適当でOK、とにかく外に声を出す癖をつける
無言でラケットをくるくる回しているだけだと、思考も同じところを回ります。
声に出すと、頭の中も一段切り替わります。
自分専用フレーズリストを作る
・練習後に「今日使ってしっくりきた一言」を3つノートにメモ
・その中から、本番で使う“お気に入りワード”を2〜3個に絞る
「今のは打点だけ前」でもいいし、「ここから男見せる」みたいな熱い系でもいい。
大事なのは、“自分のテンションが上がる言葉”になっているかどうかです。
6. まとめ 言葉で流れをデザインする

ミスは、どれだけ上手くなっても消えません。
ただ、そのあとの“次の一言”で、試合の流れはある程度コントロールできます。
・自分には「次にやること」を短く伝える
・ペアや仲間には「責めない+役割をはっきり」
・コーチやベンチは「安心感9割+技術1割」で背中を押す
まずは今日から一つだけでいいので
「ミスしたらこの一言だけは言う」
というフレーズを決めて、練習や試合で使ってみてください。
それがあなたの“勝てる口癖”になったとき、プレーの安定感は一段階上がります。
フルスイングも大事ですが、
フルスイングのあとに何をつぶやくかも、けっこう大事です。
その小さな一言が、試合の流れをじわっとあなたのほうに引き寄せてくれます。
最後に
今なら【初回限定・無料体験レッスン】を受付中です。
フォームや戦術だけでなく、試合中の声かけまで含めて、あなたに合ったパターンを一緒に探していきます。
言葉で流れをデザインできるようになりたい方は、ぜひ一度チョレっと卓球ジム津田沼店に遊びに来てください。
あなたのメンタルや技術などを、一緒に育てていきましょう
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