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フォアドライブが安定しない初心者へ。打球点と力の使い方を変えるだけで劇的に変わる!

作成者: フルスイング野原|25/10/28 7:37

こんにちは、フルスイング野原です!  
今回は、私の得意な「フォアドライブ」について話していきます。

「フォアドライブを安定させたいのに、どうしてもミスが多い…」  
「練習では入るのに、試合になると全然決まらない…」  
そんな悩みを抱えていませんか?  
フォアドライブは卓球の中でも最も使う機会が多い技術ですが、安定させるのはとても難しい技です。

フォームや力の入れ方が少しズレるだけで、ミスにつながってしまいます。

 

今回は、フォアドライブが安定しない原因を初心者にもわかりやすく解説し、今日から試せる改善ポイントを紹介します。

 

フォアドライブが安定しない原因1:打球点がズレている

フォアドライブが安定しない一番の理由は、「打球点のズレ」です。  
打球点とは、ボールを捉える位置のこと。

理想は、自分の体の少し前で、腰の高さあたりです。

この位置でボールを打てば、自然とラケットが前へ出て、回転とスピードのバランスが取れます。

 

ところが、打球点が遅れるとボールが上に抜けてオーバーミス。

逆に早すぎると回転がかからず、ネットにかかってしまいます。

多くの人はフォームばかり意識しますが、実は「どの位置で打つか」が最も重要なのです。

 

コツは、ボールをよく見ることよりも、「自分のスイングのタイミングにボールを合わせる」意識を持つこと。

相手に合わせるのではなく、自分のリズムで打つことで安定感が生まれます。

 

 フォアドライブが安定しない原因2:力を入れすぎている

初心者に特に多いのが「力を入れすぎてしまう」ことです。  
強く打とうとして、肩や腕に力を入れてしまうと、スイングが硬くなり、タイミングもズレやすくなります。

フォアドライブで大切なのは、力を抜いてリラックスし、インパクトの瞬間だけ力を入れること。
上級者は打つ直前まで脱力し、ボールに当たる瞬間だけ指先と前腕を締めます。

この一瞬の“キュッ”とした力が、安定したスピードと回転を生み出すのです。

 

試しに、軽く握ったラケットでボールを打ってみてください。

それでも意外とスピードが出ることに気づくはずです。  
力ではなく、タイミングとリズムで打つことが、フォアドライブ安定への第一歩です。

 

 フォアドライブが安定しない原因3:スイング軌道が直線的すぎる

ボールを「押す」ように打ってしまうと、スイングが直線的になり、回転がかかりません。  
結果として、オーバーミスやネットミスを繰り返してしまいます。


理想的なフォアドライブのスイングは、ラケットが下から上へ弧を描くように動くこと。

この“弧線(こせん)”の感覚をつかむことで、ボールが自然と台上に収まります。  
最初から強く打とうとせず、「ゆっくり大きく振る」練習を取り入れると、安定した弧線を作れるようになります。  
スピードは後からついてくるので、まずは安定した回転を意識しましょう。

 

フォアドライブが安定しない原因4:下半身を使えていない

フォアドライブは腕の力だけで打つものではありません。  
下半身の動きが安定感を生み出す最大の要素です。  
打球前に軽く膝を曲げて右足に体重を乗せ、打つ瞬間に左足へ移す。

この体重移動がスイングを支えます。  
腰の回転と足の動きが連動していれば、無理に腕を振らなくても自然と強いボールが打てます。


逆に腰が止まっていると、スイングの軌道がブレて、安定性が落ちます。  
「足から打つ」「腰から回す」という意識を持つことで、フォアドライブの安定感が一気に変わります。

 

フォアドライブを安定させるための練習法

安定したフォアドライブを身につけるには、ただたくさん打つだけでは足りません。

ボールを早く打つ必要はないありません!

大切なのは、1球ごとにフォームと打球点を確認することです。  
おすすめは「1球打って1歩下がる」練習。

連続で打たず、1球ずつ丁寧に打つことで、リズムとタイミングの再現性が高まります。

 
また、鏡の前で素振りをして、足・腰・腕の動きがつながっているか確認するのも効果的です。  
地味な練習に思えるかもしれませんが、この“基礎の積み重ね”がフォアドライブの安定を生みます。

 

 安定=弱く打つことではない

「安定させるにはゆっくり打とう」と言われることがありますが、これは半分正解で半分間違いです。  
安定とは、スピードを落とすことではなく、「同じフォーム・同じ打球点・同じ回転を再現すること」。  
スピードはその結果として自然に生まれます。  


練習では「入れること」よりも「同じ感覚で打つこと」を意識すると、試合でも安定したフォアドライブが打てるようになります。

 

まとめ:フォアドライブの安定は感覚とリズムの積み重ね

フォアドライブが安定しない原因は、フォームだけでなく「打球点」「力の使い方」「下半身の動き」などが関係しています。  
中でも大切なのは、毎回同じリズムで打つ“再現性”です。  
焦らず、自分のスイングを見直しながら、「一定のタイミングで打つ」感覚を身につけましょう。  


フォアドライブはセンスではなく、習慣で安定します。

今日からの練習で少しずつリズムを整えれば、あなたのドライブは必ず安定していきます。

 

フォアドライブを安定させたい方、フォームを改善したい方は、ぜひ一度レッスンにお越しください!  
コーチが直接あなたのスイングを見て、打球点・体の使い方・リズムの作り方を丁寧にアドバイスします。  

 

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