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卓球ラバーの種類と特徴|裏ソフト・表ソフト・粒高・アンチ

作成者: y0n0zawa|25/07/02 12:02

「ラバー、何使ってる?」

 

卓球やってると、これって挨拶みたいなものですよね。

初めて会う人でも、どのラバー貼ってるか聞いた瞬間、なんとなくその人のスタイルや性格まで見えてくる気がします。

 

今日は裏ソフト、表ソフト、粒高、アンチ。

それぞれどんな特徴があって、どんな人に向いてるのか。

普段近所で教えている子どもたちにもよく話していることを、そのまま書いてみようと思います。

 

 

裏ソフトラバー

卓球やってる人の大半がこれです。

裏ソフトっていうのは、ラバーの表面がつるっとしていて、粒が内側を向いているやつ。

何がいいかっていうと、とにかく回転がかかる。

ドライブもツッツキもチキータも、全部これでやります。

 

裏ソフトを選ぶときって、結局どれだけ自分の技術と合うかが大事で、

「プロが使ってるから」と重いラバーを無理に貼って手首壊す子もいるし、

逆に軽めのラバーで安定感を優先してどんどん上手くなる子もいる。

 

個人的には、卓球をちゃんと覚えたいなら最初は裏ソフト。

技術の幅が一気に広がります。

 

表ソフトラバー

表ソフトは、ラバーの粒が外に出てるやつ。

裏ソフトに比べると回転がかかりにくいけど、そのぶんスピードが出るし、相手の回転の影響も受けにくい。

 

うちのクラブにもいるんですよ。

フォア表のスマッシュマン。

ブロックしてきたボールを台上でパチンッと弾いて決める。

あれ、やられるとほんと嫌です。

 

表ソフトを使う人って、なんとなくせっかちで前陣で勝負を決めたがる人が多い気がします。

ラリーを長く続けるよりも、一撃必殺で勝負するタイプ。

 

粒高ラバー

粒高は表ソフトよりも粒が長くて細いやつ。

回転を反転させたり、ナックルボールを出したり、まさに変化球ラバー。

 

相手からするとめちゃくちゃやりにくいです。

でも、使ってる本人も最初は苦労する。

 

バックで粒高を使っている中学生がいて、最初は全然ラリーが続かなかったんですけど、

ある日試合で勝って戻ってきて、

「先生、相手が全部ネットにかけてくれました!」ってすごい笑顔で。

 

いや、それはお前がちゃんと変化を出せてたからだよ、って心の中で拍手してました。

 

粒高は攻撃力は下がるけど、相手を翻弄する面白さはピカイチです。

 

アンチラバー

アンチラバーって、正直あんまり見ないですよね。

でも知っておくと役に立ちます。

 

表面がつるつるで、回転がほとんどかからない。

その代わり、相手の回転を無効化できる。

 

昔、70代のおじいちゃんがアンチラバー使ってて、

こちらが全力でドライブ打っても、フワッとナックルになって返ってくる。

 

これは本当に厄介でした。

ラバー一枚で卓球がまるで別競技みたいになる。

でも攻撃力は低いので、守備型の人向けですね。

 

最後に

ラバーって、ただの道具じゃなくて、自分のスタイルを形にしてくれるものです。

裏ソフトで回転を極めるもよし。

表ソフトでスピード勝負もよし。

粒高で相手を翻弄するのも楽しいし、

アンチで回転を殺してニヤニヤするのもいい。

 

どれを選ぶかで、卓球の楽しみ方も変わる。

ぜひ、自分に合う一枚を見つけてください。

 

そして試合に勝った帰り道、ラケットに貼ったラバーをそっと眺めて、

「今日もありがとう」って心の中で言えたら、

きっと次の試合でもいいプレーができますよ。